APIなんていつ変更されるかわからない。それに頼るのはある程度リスクがある。と改めて感じた話です。
SlackのAPI変更
こちらの告知にある通り、7/11に rtm.start というAPIが変更されました。
この告知自体は4月にされていて、API変更告知から実行まで3ヶ月ほどの執行猶予があったので、その間にデベロッパーは対応をすることが出来たと思います。
これに関してはいい対応をしていると思います。
が、この告知では latest という項目が削除されるよ、としか書いてありませんが、実はこれと同じくして unread_count と unread_count_display という項目も削除されてしまったのです。(Update 2017-07-12 というので明言されていますが。)
※Twitterでも聞いてました。
Apologies, we didn't correctly document that. Yes, `unread_count_display` has been removed to make rtm.start much faster.
— Slack API (@SlackAPI) 2017年7月12日
アプリの機能停止…
はい、拙作ながら以前ブログで紹介したこちらのアプリがまさに unread_count_displayに依存していたわけです。
ある種のハック的な感じですが、Slackには特定チームに存在するチャンネルの未読があるかどうかを一括で確認するAPIがないのですが、rtm.startのunread_count_displayを見ることでそれが可能だったのです。
まぁそれを活用していたのですが、それが7/11を境に使えなくなりまして…
自分で作ったアプリですが、個人的にかなり利用していて、7/11も普通に使おうとしたら何故かうまく動かない…、というのが最初気づいたタイミングです。
まぁそこまでインストール数が多いわけではありませんが、毎日使ってくださっているユーザーの方もいたので、それが使えなくなってしまうのは残念でありません。
変更されるリスクを
ということで、APIなどはいつ変更されるかわからない、というリスクを常に背負いながらやっていかなければならないんだな、と感じました。